はなゲ

ポエトリー アグネスの詩(うた)のはなゲのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

生活保護を受けながらヘルパーの仕事をし、カツカツの家計で孫ジョンウクの面倒を見ている穏やかなハルモニのお話し。

ある日の病院帰り、救急車から降ろされて来た女子中学生の死体の側で、とても嘆き取り乱している母親を見かけた。

後日、その女子中学生アグネスの自殺事件にジョンウクが関わっていた事を知り、ショックを受けたハルモニ。さらに、自分がアルツハイマーを患っていると宣告される。

普通に何処にでも居そうなハルモニの存在感が素晴らしく、好きな雰囲気だったが、ラストが難解で分からない。何故アグネスの顔で終わったのか、ハルモニが最後に娘を呼んだ理由、詩の教室に欠席した理由、ボヤッと分からない。
ハルモニ自殺したのか?

後、ヘルパーを務めているジジイのセックス願望を聞いてあげたのは何故か。その時は金をせしめようと思った訳ではなく、自分自身もアルツハイマーという病気を宣告された事によりジジイの切羽詰まった願いに応える気になったのか、それとも自分自身の存在価値の為か。ベクトルがジジイに向いているのか自分に向いているのか分からない。
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