真矢

ポエトリー アグネスの詩(うた)の真矢のレビュー・感想・評価

4.0
この監督の2作目鑑賞をこれにしました。
前作「ペパーミント・キャンディー」

コレは良かった。
ストーリーも分かりやすかったし

感想を言葉にするのは難しいけど
現実社会で自分の置かれている環境によって
マイナスな方向へ巻き込まれていく
自分では解決できない問題の解決法として
詩を綴るという方法を取る

…ところがうまく書けない。
言葉が浮かばない(出てこない)
詩(作品)として出来上がれば
何か一つ自分の中で解決できそうな気もする

綺麗な物を見てもキレイな言葉が出てこない

うまくいかない。
これが彼女が生活する現実世界で
巻き込まれる状況と重なる

だから詩の教室では真剣(必死)になる。
ところが真面目に取り組んでいるのは彼女一人で
他の生徒はお遊び(仲良しサークル?)にも見える
他の生徒は現実生活ではトラブルがないのだから…

まだ長くなりそうなんで…最後に

今まで向き合わなかった(くれなかった?)孫に
最後に「あんたが普段からキチンとした
生活(身なり)をしてないからそういうこと
に巻き込まれるの」
と悟すように世話を焼いてるとこはとても良かった

ここでも肝心な事件のことは聞かないのも良かった。
終わり方も意外な形だったけどすごく良かった

変にミステリーとか見過ぎてるから
死ぬんやないだろうか?とか、ヒロインが
逆に仲間に騙されて金取られたのか?
とか思ってしまったw

あの母親は何なんだろうか…

静かな傑作だと思う
真矢

真矢