ルネ

ポエトリー アグネスの詩(うた)のルネのレビュー・感想・評価

3.0
2012年日本公開。 監督・脚本はイ・チャンドン。

孫を1人で育てる初老の女性が、詩の教室に通いつつ孫を育てるのだけれど・・・というお話。

『オアシス』(2002年)と『シークレット・サンシャイン』(2007年)という、世界遺産級の名作を生み出したイ・チャンドン監督作品なので観てみた。

60代のおばあさんが孫を育てる話なので、『母なる証明』を思い起こした。

おばあさんが女子中学生の自殺事件に翻弄されつつも、詩を書こうと模索していき、表現とは何か、みたいな展開なのだが、そもそも詩という表現が理解出来ないので、テンションが上がらない。

監督らしい、観るのが辛い現実を今回もガシガシぶつけてくるので、意識が朦朧となった。老いていくことの恐ろしさと醜さに愕然とした。

素晴らしいと言われているラストも、理解出来なかった。


イ・チャンドン監督作品で、名作の誉れの高い『ペパーミント・キャンディ』(1999年)が観たいのだが、なかなかレンタルもないし、買うと5,000円もするのでまだ観れてない。 誰か貸して下さい。
ルネ

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