飯

ポエトリー アグネスの詩(うた)の飯のレビュー・感想・評価

4.7
「詩人的に人間は住む」

悲鳴を詩意で隠す。

死亡、衰老、離別と杏の成熟... 物事が終結する時に美と醜が混同している。

老年の健忘、中年の欠失、青年の犯罪。
家庭関係の不健全から韓国社会の不健全への投射。

女は男にとって永遠の他者。
性を(内面的)暴力と創傷の形で表す。
刺激的なシーンはなかったが“绵里藏针”(真綿の中に針が隠されている)ような技法。
骨まで刺された。

純潔と美の化身としての詩は冒涜できない存在である。

人生は脱構築の詩。
詩は言えない人生、腐朽する土地から咲いていく血の花。

首尾呼応の川水。
太陽を分娩する。
新居。
お婆ちゃんの歌。
教会。
落葉。
老年セックス。
田野。

空ショットの余韻が長く。
飯