カンヌで脚本賞の作品。
孫と暮らすおばあちゃんが主人公。生活は苦しいが、小綺麗にしてお出かけし、最近は詩の教室にも通う日々。そんな中、中学生の孫が集団レイプ事件の加害者の一人で被害者の女子生徒は自殺…
このレビューはネタバレを含みます
田舎の日没前の眩しい西日を受けながらバスが走っていく淡いオレンジ。風呂上がりの濡れた髪のまま外で遊ぶ子供たちを照らす夜灯の白。とにかく田舎をノスタルジーに撮り過ぎるから半分話に入っていけなかった。す…
>>続きを読むやっぱ凄えよ、イ・チャンドン…
当然ながら自分の中で即座に消化できるような映画ではなく、
未だにモヤモヤしている。
主役のミジャが妙に可愛いおばあちゃんでね…、
話はかなり凄惨だし、映像は妙に美し…
先日観た『やさしい本泥棒』に、
“ 記憶は魂の筆記だ ” というアリストテレスの言葉が出てきた。
その ’記憶’ がぽつぽつと喪われるミジャの時間のなかで、
次第に研ぎ澄まされてゆく眼差し。
言葉の…
主人公の行動の理屈はわかる。ただ心情は理解できないものが多くて、映画に乗れなかった。理屈は理解できて心情は理解できないキャラは、それが強烈な個であれば楽しめるんだけど、これはそういうのとはまた違う。…
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