映画のテーマになりやすい思考停止の是非を日常生活にまで落とし込んだ話。戦争の兵士や恋愛等でそれをやっているより数倍地味だけど、普遍的でもある。 「そこを無視したら道義的にアウトだろ!」と思っている行…
>>続きを読む孫を育てるミジャにかかる世間や人間の恥ずべき圧力。孫が悪いとはいえ自身を責めるおばあさんもつらく、最後に詩をもって表現される。
認知症もあるがきっと孫が連れていかれることはわかっていたんだろう。孫に…
このレビューはネタバレを含みます
詩を通して身の周りを深く観察するようになったお婆さん。この人の面倒なことを避けて体裁だけはいつも整える表面的な生き方に苛立ちを覚えた。不都合があるとすぐ逃げる。責任感と当事者意識の無さ。ババアがこれ…
>>続きを読む狂気と悲哀と純潔の狭間を行ったり来たりするミジャ、その視線の先に間々入り込む真紅の花。この映画に登場する赤い花は、智恵子抄のレモン哀歌におけるレモンの役割を果たしていたと思う。だから何、ってこともな…
>>続きを読む【2012/8/4:早稲田松竹】見えないからこそ見えてくるもの、残らないから刻まれること。詩として、心を遺す。なんと美しいラスト、このラストの画を撮りたいが為に、この作品を創ったのでは、とすら思える…
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