LEO

種まく旅人 〜みのりの茶〜のLEOのレビュー・感想・評価

2.5
全体を簡単に言えば、途中まで恋愛映画に見せかけた『水戸黄門』かな。

ストーリーは、素性を隠しながら国の農業政策に逆行する有機農業生産者に寄り添う奇妙な農水省のキャリア官僚との触れ合いを通した、悩める乙女のよくある自分探し&成長物語。
悩める乙女の田中麗奈さんは過酷な畑仕事をさせるにはあまりにも華奢でなのだが、同じように今の東京の生活から逃げて田舎での生活に魅了される「娚の一生」の榮倉奈々さんの方が良かったかな。
この辺はもう、演技の実力の違い。
陣内孝則さんも、素性を隠しながら「金さん」と呼ばれて慕われながら本職を隠す官僚を演じるが、まぁ演技力は…。
父親役の石丸謙二郎さんの演技もやり過ぎ感があって、良かったのは柄本明さんだけかな。

「大事なのは喜んでくれる人をイメージして作ること」 
「きちんと向き合えば きっと誰かが見ていてくれる」etc.
心に響く言葉も多々あるしつまらなくはない(と言いつつ途中寝そうになったが…)が、カメラワークも?と思う場面も多く、『頑張りま賞』と言う感じ。

ちなみに恋愛に関しては何も発展しませんw(ハッキリとは)
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