尿道流れ者

逆噴射家族の尿道流れ者のレビュー・感想・評価

逆噴射家族(1984年製作の映画)
2.5
つける薬も無いくらいの馬鹿家族のハイテンション大喧嘩。
夢のマイホームにやってきたおじいちゃんという異分子によって、家族が乱され、夢の地は戦場に変わってしまう。
最も狂っているのは、自分だけが正しいと思い込み、周りの人間を狂っているとして排除しようとする人間。こういった思い込みが争いのはじまりにはある。
戦争の縮図を見せて、人間は各々が自分の家に住んでるんではなくて、一つの地球に住んでいるんだという結論。

登場人物の一人一人がキャラが良く、役者もテンション高くてとてもいい演技。近頃ではみないレベルのぶりっ子ぶりを見せる工藤夕貴が可愛かった。
話もぶっ飛んでいるのだが、全体の印象はこじんまりしたもの。
面白いと思うポイントはあっても、そこからもう一歩踏み込んだ面白さが無いので煮え切らなかった。