のぶ

逆噴射家族ののぶのネタバレレビュー・内容・結末

逆噴射家族(1984年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます


低予算の映画であるにもかかわらず、この映画はそのハンディも逆手にとってアイディアと演出力で、空前のスペクタクル映画(ある意味)になっているのですよ。家族同士の殺し合いと書くと、陰惨なイメージがあるけど、そうじゃないのよ!とにかく凄いのよ!!オヤジはジェイソンみたいになっちゃうし、せがれは八墓村状態だし、爺ちゃんは日本陸軍の兵隊に逆戻り、娘は女子プロレスラーに母ちゃんは鍋かぶって包丁持って完全武装(笑)凄いのなんの…。前半のあの平凡な家族はどうしちゃったの??って言う状態。しっかし、キャストが素晴らしいの一言!!!みんなはまり役です。小林克也の陰気くささ、倍賞美津子の脳天気さ、植木等の陽気さ、有薗芳記の不気味さ、工藤夕貴のおバカさ(笑)すんばらしい!!
特に有薗芳記が怖いのなんの。。゛(ノ><)ノ ヒィ 牛乳に納豆とビタミン剤混ぜて喰うシーンは衝撃的でした(笑)
父親との戦いはまるでスターウォーズのダース・ベイダーとルークの決闘を彷彿させます(笑)

お互い人格崩壊して死力を尽くして戦った結末は!!!!!!
でも、やっぱり家族は殺し合っても家族なんだなぁ~なんて思わせるラスト!!!見事です。ホントに見事です。SFスペクタクルホームドラマと呼ばせて(笑)

ATG映画ってやっぱ好きだなぁ~。
のぶ

のぶ