ボスニアヘルツェゴビナで起きた「民族浄化」というものを、この映画で知った。
受けた傷は決して癒えない。
とても辛い。
でも、所々に静かな美しさも感じる映画。
まるで祈るように、手にキスをしてる丘…
このレビューはネタバレを含みます
日常生活を描写することで、間接的にボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を描くファミリードラマ。
父親が殉教者(シャヒード)であれば、修学旅行の費用は免除されるから、早く証明を持ってきてよという娘の視点と、修…
過去は覆い隠すのではなく、表出させ、それを認めなければ誰も前に進むことはできない。
それがどれだけ酷い惨たらしいことだとしても、声を上げなければならない。
普段見る映画とは違う撮り方。ある意味、…
直接描写は一切ないのに、確実に紛争の傷跡が横たわっている。
この行き場のない憤りは、どうすればいいのだろうね……
戦争と紛争の違いはあれど、明確な暴力であることに大差はなくて、最終的に傷つくのはい…
GRABAVICA 2006年 91分。ボスニア紛争から十年以上経過したサラエボ。母エスマと娘サラは、貧しい生活。12歳の娘の目下の楽しみは修学旅行、父親は、戦死したシャヒード「殉教者」だとエスマは…
>>続きを読む悲しいけれど、力強いお話です。
ボスニアヘルツェゴビナの作品です。
戦争は弱者に容赦なく、むごい仕打ちをします。収容所にいた女性たちになされた非道なおこない。その結果はさらに不幸を招きます。
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