裸の十九才に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「裸の十九才」に投稿された感想・評価

たろう

たろうの感想・評価

4.8

格差は、ある。踏みつけられてきた。だから、踏み返した。それが罪というなら、どうすれば彼らは救われるのか。安倍元総理の事件が起きた今、観ることができてよかった。
何事も長続きせず、嘘を塗り重ね、異常が…

>>続きを読む

呪われた土地で生まれ、断ち切ろうともがくも、その呪いは付きまとう。

彼のせいではない、どうしようもない貧しさ。
父親とは違う人間でいたいのに、定職につかずどこかに身を置くわけでもなく、嫌いな自分の…

>>続きを読む
さっ

さっの感想・評価

4.5

ピストルの、バネ仕掛けのおもちゃみたいな乾いた発射音に驚く

姉の精神が破壊されてしまうまでのむごたらしさ

地方の集団就職の若者に夢だけは見させておきながら、彼らを使い捨てて成り立つ高度経済成長の…

>>続きを読む
新藤兼人、もう天才すぎ
永山則夫のエピソードでこうやるんか!
すご、、、

貧困、都会、親、性、社会、犯罪、

原田大二郎がyogee new waves
都会に馴染めない主人公の凄惨な過去。様々な要素が複合的に絡み合い、やがて凶行へと駆り立てる。
観終わる頃には、もはや「頭のおかしい馬鹿の凶行」と吐き捨てられないだろう。

「私は生きる。せめて二十才のその日まで。」
凄い作品と思います。
主人公が、ドロップアウトしていくのが、リアルです。
原田大二郎が、素晴らしい役者と
認識しました。
青二歳

青二歳の感想・評価

4.1

新藤兼人はバケモンだなぁ。
永山則夫事件、20歳の誕生日直前犯人逮捕。1969年4月。で、この映画が1970年秋公開。おかしいだろ。
母から続く貧困を細かく追い、集団就職から底辺の仕事へ流れ着く構造…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事