マツモトタクシー

裸の十九才のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

裸の十九才(1970年製作の映画)
3.8
新藤兼人監督作品 原田大二郎主演

モノクロ作品
道夫は集団就職で青森から上京しフルーツパーラーに就職
寮に住み込み働き始めるが上京した仲間が次々に辞めていき道夫も辞めてしまう
色々と職を転々としながら兄貴に世話になったり大阪に出てすぐ戻ったり
段々と精神的に不安定になっていく。。




この作品の2年前に起こった永山則夫事件を題材に製作
盗んだ銃で4人を殺害未成年であったが死刑判決
不服として争うが死刑確定し執行された

逮捕時は読み書きもままならず獄中で習得
「無知の涙」を出版、文学賞を授賞し遺族に送金をしている

戦後の少年犯罪の基準になっている事件
ネグレクトでまともに育てられず凄まじく悲しい同情に値する生い立ち
だがだからといって殺人の罪まで許せるのか。。死刑か無期懲役か。。
タクシー運転手2人殺されてます💦

原田さんが悩める若者を好演☺️