新聞販売所で下宿をする予備校生の19歳の青年が、日々の配達先で知る各家々の家庭構成、性格など書き止め、×印を付け、自分だけの地図を書き始める。見下されながらも見下しているような捻じれた自尊…
>>続きを読む母が家出し、父が病気で働けない中、兄弟の面倒をみながら物乞い同然の生活を送る韓国人少年による手記「ユンボギの日記」。韓国の少年少女の日常を捉えたスチールにその朗読を乗せ、社会の不公平さとそ…
>>続きを読む神戸で女中奉公しているシノ(川口小枝)のところへ英助(佐藤慶)が突然現れた。「どうしてもシノに会いたくなったから来た」と英助は言いながら、シノに包丁を向けて縛り、失神させて犯した。そして、…
>>続きを読む高校生の息子・勉を東大に入れるため、教育熱心な保三と良子。ある日、成績優秀な勉が突然暴力を振るいだし、バットで家中の物を壊し、母親を犯そうとする。生命の危険にさらされた両親は、ついに我が子…
>>続きを読む男はにこやかに犯罪を重ねた! 数々の映画賞に輝く日本映画史上屈指の傑作!――― 稀代の殺人鬼、榎津巌の犯行の軌跡と人間像を描いた佐木隆三の直木賞受賞作を、鬼才・今村昌平監督が挑んだ意欲作。…
>>続きを読む千葉県郊外、順は父の援助でスナックを経営していた。店には恋人のケイ子が住み込みで働いていたが、2人の仲をよく思わない両親と順の間にはいさかいが絶えなかった。それは母が買い物から帰宅した時だ…
>>続きを読む高知市。四人家族の姿がある。父は傷痍軍人、母は後妻、弟のチビ、少年の家族の“仕事”は走っている車にわざと当たり、示談金を得る当たり屋だった。家族は“仕事”を続けながら北九州から北海道へ旅を…
>>続きを読む業界紙鐵鋼新報の記者・黒木は、特需景気の去った後にも好景気を見せる三原産業に不審を抱き、調査を開始。するとかつて諜報部員という立場を利用し、自分に激しい隣地を加えた男・高山がブローカーとな…
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