荊冠

空の大怪獣 ラドンの荊冠のネタバレレビュー・内容・結末

空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

どう見ても二足歩行者の体の揺れ方をしているメガヌロンちゃんが可愛すぎる。
初めからラドンを出さずに、前半は殺人ミステリーとメガヌロンという怪奇を主題に、後半からラドンとの特撮ドンパチにしているのが、ダレずに最後まで加速しきる物語構成になっていて上手い。
仲間を心配して火に飛び込むラストは、人形なのが丸わかりなチープな映像ではありながら、ゴジラと同じような悲哀、さらにはゴジラにはない怪獣の心というアイデアの新しさを感じた。
人間にも怪獣にも罪はない。ただ両者が出逢ってしまった限り、どちらかがどちらかを淘汰しなければ生きられないという悲劇が、ゴジラに続き本作にもあるように思う。
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