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空の大怪獣 ラドンの群青のレビュー・感想・評価

空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)
3.2
ここからは東宝!
東宝の怪獣は色々な作品に出ているのでタグをつけて作品にどんな怪獣が出ているのかわかるようにしたいと思います。


炭鉱の仕事をしていたら謎の事件発生!被害者は一様に刀で斬られたような切り傷だった…


東宝初のカラー作品だそうで。ゴジラより先にカラーなんですよね笑
その際のポスターに総天然色って書いてある。カラーの意味。かっこいいね!総天然色!


登場怪獣
メガヌロン
ラドン

メガヌロンは2001年のゴジラ×メガギラスにメガギラスの幼虫として出ます。今作では成虫にならず幼虫のまま。芋虫とかヤゴみたいなやつ。姿形がキモかわいい。断末魔というかやられる声もかわいい笑

ラドンは実は単独作持ってたんですねぇ。自分のラドン初体験は平成のvsメカゴジラ。こんときの印象ははっきり言ってかませ犬でした\(^o^)/笑 でもこれ見ると印象が変わりました。すごく強い!!笑
ソニックブームによって街が壊れていく様は圧巻!あれよあれよと物が吹っ飛んでいく。これの前にガッパとかギララ見てたんだけど特撮レベルが全然違うわ。やっぱ東宝すごい。

実は2匹登場するのだがそれらのラストの場所が火山で、ほんまもんの溶かした鉄を流していたため、ラドンを吊るしていたピアノ線が溶けて想定外の動きをしたそう。しかしそのテイクを採用しております。これと同様にゴジラの逆襲でも、ミスで怪獣が高速で移動している。そういうミスをそのまま採用した特技監督の円谷英二は不思議な感性の持ち主だなぁ。

ラストはせっかくラドンを倒すぞ!ってなってたのに人々も見ている自分もなんだかしょんぼりするような雰囲気になってしまう。やはり人類は身勝手なのか…ここで伊福部昭の曲が流れる。
この曲vsデストロイアに流れるゴジラの最期の曲一緒で劇中の雰囲気と相まって鳥肌!
ここから来ていたのかとしみじみ。良作でした。
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