津軽系こけし

ドライヴの津軽系こけしのレビュー・感想・評価

ドライヴ(2011年製作の映画)
4.1
暗闇の中で君をみた


【男はそれでも走りゆく】

🟧安直にお洒落だから好きか嫌いか両極端でした。

「オンリーゴッド」や「ネオンデーモン」を手掛けたニコラス・ウィンディング・レフン監督の代表作。暗黒の中で生きる男の「希望」と「孤独」を実直に描くクライムドラマになります。

配色の極端な対比が目立つ作品です。温かなシーンはオレンジ、暗いシーンは青色で織りなされ「ああ、これはネオンデーモンの監督だな」とすぐ納得させられるくらい色への執着が強かった。

🟦 “間”の鮮烈さや緊張のリズムにも輝くものがあったけど、やはりストーリーはありがちです。なにかしらで病んでる男が女と出会い、そしたら別れちゃって云々みたいな。

つまり時間と描写の映画ということ。そういうのを楽しむ目を持った人は堪能できるのでしょう。私のようなストーリーとイデオロギー重視の人間には到底辿り着けない境地です

【まとめ】

🚗照明の施しが分かりやすくて勉強になる映画でした。ここまでおグロいとは思わなかったので不意を突かれました。

まだ火曜か…気が滅入る
津軽系こけし

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