つれづれなるままに映画日記

ドライヴのつれづれなるままに映画日記のレビュー・感想・評価

ドライヴ(2011年製作の映画)
3.8
「純愛と暴力の美しさ」

最近の映画と比べると短めの100分。その100分の中に凝縮された暴力描写。主人公と隣人の儚い恋愛。そしてライアン・ゴズリングのイケメンっぷり…満足ですありがとうございました。

個人的には主人公と同じアパートに住み、距離を縮めていく女性の見た目がドンピシャでした。かわいい。
3人でドライブに出かけるシーンでの、笑った横顔と雰囲気なんてもう…これは好きになっちまいますわ。

物語終盤のエレベーターでのシーンは、この作品のハイライトと言えます。
場面の色彩が変わり、情緒的なキスからの

暴力。暴力。徹底的な暴力。

「あれ?主人公ちょっとネジ飛んでる??」となる、シンプルな暴力描写はここに至るまでのシーンでありますが、先に挙げたシーンはそれだけじゃなく、ある種の決意的なものが見られます。

大切な人を守る。その為ならどんなことでもする。
不器用な主人公の感情がにじみ出る名シーンでございました。

わりと暗めのテイストな話なのに、観終わった時には爽やかな気持ちになります。
イケメンが好きな方、アウトローな男の物語が好きな方にはオススメの1本です。

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