きき

ドライヴのききのレビュー・感想・評価

ドライヴ(2011年製作の映画)
3.6
わたしが初めて観たレフン映画は『ネオン・デーモン』(@ 劇場)だったのだけど、その時の衝撃と言ったらとてつもなかった…帰り道フラフラした…

本作もずっと観逃したままだったのと、公開当時も同じ映画館バイト仲間からもお薦めされていたので漸く鑑賞。

ライアン・ゴズリング演じる主人公は天才的なドライビングテクニックを持ち、昼間はスタント、夜は強盗の逃走を手助けするドライバー。
ある日同じマンションに住む、キャリー・マリガン演じる主婦と出会い、一目惚れ。
彼女の息子も交え、距離を縮めていくも、服役していた夫が釈放され戻ってくる。
訳ありの夫を危険視していたら、やはり彼は完全に足を洗えておらず、主人公が手助けする羽目になるが…

というお話。

とにかく寡黙、というより無口、本当にセリフが少ないライアン・ゴズリング!
サイコパスっぽい感じなのだけど、ヒロインとその息子に向ける表情はとても柔らかくて、彼の演技力の高さを改めて納得出来るものとなっていると思う⁽⁽( ˊᵕˋ )⁾⁾

キャリー・マリガンの映画はそんなに多く観たことないのだけど、なんというか、コケティッシュな魅力が堪らない女優さんよね。
ロングヘアよりもショートの方が可愛いなぁ。
あれは一目惚れしちゃうよ、可愛すぎる!

ダメ夫役はオスカー・アイザック!
わたし、この人結構苦手な気がする。笑
『ギリシャに消えた嘘』の印象が強いのか、なんだか何考えてるかわからなくてお目々が怖い…

とてもスタイリッシュで『ネオン・デーモン』でも思ったけど、色の使い方がとても刺激的で刺さるような感じが好き。

前半は主人公が恋に落ちて何かが変わっていく様をゆるやかに、あたたかく描いていて、あれ?思った映画と違う?となります☺︎︎

後半、突如バイオレンス映画に様変わりするシーンは目を見開くことでしょう…笑

あぁ、これよ、これ、多分これがレフン映画なんだ、と。

内容は一言で言えば、切ない恋の物語。

それをバイオレンスに脚色した感じ。

前半部分は何度も観たい、と思う素敵なシーンが多いものの、グロ描写が得意でない人は後半がなかなかしんどくなる映画でした𓅪˒˒

記録 : 2020年92本目。
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