1993年製作、日本での公開は1994年の中国映画。香港、台湾の映画界の才能も参加。日中戦争前から文化大革命後まで、時代に翻弄される京劇役者の一生。
いやーすごかった。ほぼ3時間は長いけど、見方を変えれば大河ドラマになりそうな内容をきっちり3時間でまとめてる。
赤を基調にした画面。レスリー・チャン演じる蝶衣の美しいこと。様々な苦難を経て、京劇「覇王別姫」の物語と蝶衣の人生が重なる瞬間。一般的には悲劇だろうけど、彼?彼女?にとってはハッピーエンドなんだろうと思う。
35mmフィルムの映像は、靄がかかったようで奥行きがあって幻想的だった。2022.6末配給権切れにより日本最終上映の予定だったが、反響が大きかったため、再上映の可能性もあるとのこと。この作品は映画館で見るのおすすめ。
余談。サンザシの砂糖漬け、甘酸っぱくておいしいよね。香港でお土産に買って帰ったなあ。