佐藤浩市の演技がどうしようもない。『魚影の群れ』のときもそうだったけど。こりゃ、親の七光りかな。
それと、若き石田純一の役どころが適役だけど、その演技も顔もいけすかない。ごめん。
たった一ついいのは、松坂慶子の健康的な妖艷さかな。決して健康ではないんだけど、力強かったので。
鶴田浩二、菅原文太、若山富三郎、渡瀬恒彦らはいつも通りの存在感。
そうそう、忘れていた。『パパと呼ばないで』の杉田かおるは、金髪先生の流れなのか、汚れ役を歴任していた。
昭和の貧乏長屋の雰囲気は最高にジーンときた。
ストーリー展開が短絡的すぎて、失笑するしかなく、原作読んでないからわからないが、こんなもんなんだろうか?
吉永小百合バージョンもみて、原作も読んでからでないと、きちんと評価はできないかな。