トルーマンバロウズ

セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

3.4
ハリウッド女優のハニーはとある映画館の試写会に来た際にセシルという男が率いるゲリラグループに誘拐されてしまった。
実はセシルたちはハリウッドの拝金主義な映画に抗議するためのインディーズ映画を撮影しているグループであり、ハニーを自分たちの新作の主演女優として利用しようとしていたのだった・・・・。

スティーブン・ドーフ主演のハリウッドの拝金主義な映画に抗議する映画撮影隊の活躍を描いたドタバタブラックコメディ。
まずこの作品は主人公であるセシルたちの考え方に共感できるかどうかでかなり評価は変わってくる作品であると感じた。
個人的には確かに拝金主義な映画には少しモヤっと感じている部分もあったのでセシルたちの行動にはある意味説得力がありそれなりに楽しんで見ることができた。
またそれに絡んだコメディ描写もそれなりに楽しく特に最初はいやいや撮影に挑んでいたハニーが後半には進んで撮影を頑張る展開は結構笑わせてもらった。
ラストの終わり方が少しあっさりしていたかなという気はしたが、全体的に映画の価値観を考えさせられるなかなかユニークな作品であった。