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美の祭典のmiのレビュー・感想・評価

美の祭典(1938年製作の映画)
4.2
影の表現は市川崑作品にはなかった。
あおりで青空を背景にすることで芸術性高めてる節がある。
馬の無理すぎる「踏み切ってージャンプ!」はハラハラする。
ドイツの馬絶対スクリーニングもしくは現場で練習積んでるやろ。って思った。

飛び込みの芸術性の高さは異常。今見てもはちゃめちゃカッコいい。水中撮影までやってる。
空中に浮かぶ肉体の美しさをここまで表現できるって凄い。テンション上がりすぎて逆回してない?もはや競技がどうでもよくなったエクスタシーを感じる。
終わり方も神秘的で、圧倒的にこっちの方が作家性を感じる。
ボート別撮りでしょ、さすがに。現代のGoProの走りともとれる画角にビビった。
とにかく全体的にどんなカメラポジションで競技撮ってんだよ。って驚くしかない。
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