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ドラゴン・プロジェクトのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ドラゴン・プロジェクト(2005年製作の映画)
4.3
ある日精武整体院を営むシウボウ(アンソニー・ウォン)の元に車椅子の男、ロッコ(マイケル・ウォン)が現れる。
彼はある元シークレット・エージェント・タイ・チーロンの行方を尋ねるが、シウボウは答えず拉致されてしまう。
息子のニッキー(スティーブン・フォン)と娘のナタリ-(ジリアン・チョン)は敵の殺し屋を倒して得意のカンフーで難を逃れるが、父親のシウボウが子供の頃から話してくれたシークレット・エージェントの話が父親の若い頃の実話で、父親のシウボウがロッコに囚われていることを知り、ニッキーとナタリーとナタリーの彼氏ジェイソン(ダニエル・ウー)はタイ・チーロンの身柄を探し、父親のシウボウを救出に向かう。
「ジェネックス・コップ」のスティーヴン・フォンが、監督主演したアクションコメディ映画。
「元シークレット・エージェントのオヤジが敵に囚われ、子供が助けに行く」というロバート・ロドリゲス監督の「スパイ・キッズ」と似たストーリーだが、リビングでジリアン・チョンとスティーヴン・フォンがテレビのリモコンを奪い合うアクション、ジリアンの彼氏を招いた夕食のテーブルの下でジリアン・チョンとスティーヴン・フォンが脚だけで戦うアクション、ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」のパロディを交えたアンソニー・ウォンが敵の殺し屋と戦うアクションのようなコミカルなアクション。
ジリアン・チョンvsジョシー・ホーやタイガー・チェンのような太極拳を軸にしたカンフーバトル、ダニエル・ウーvsウーマのジャッキー・チェン的なコミカルなアクションなど、ユアン・ウーピンアクション指導による多彩なアクションの数々。
ダサい父親シウボウに反抗的だったニッキーとナタリーが、父親シウボウを救出するため奮闘する中で、家族の絆を強くするファミリー映画としての面と、ほどよくバランスが取れたスティーヴン・フォン監督の演出もいいファミリー映画的なアクションコメディ映画。
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