ペコリンゴ

ひとまず走れ!のペコリンゴのレビュー・感想・評価

ひとまず走れ!(2001年製作の映画)
3.3
記録。
それはある日突然降ってきた。

『監視者たち』『MASTER』のチョ・ウィソク監督の長編デビュー作。当時の韓国国内における最年少の長編映画監督デビューであったらしい(26歳)。

クォン・サンウとソン・スンホンが高校生役で共演。20年前の作品なので流石に若い。けど20年経っても充分過ぎるほど若々しいビジュアルを保ってるのが逆に凄いような気が…。

あらすじは…
血の気の多い高校5年生のドラ息子ソンファン、年上のお姉さん相手に出張ホストしてるウソプ、ホームページ運営に熱心な小心者ジノン。いつもつるんでる彼らが乗る車の上に落ちてきたのは大金の入ったカバンと血まみれのオジサン。カバンとオジサンを車に乗せひとまず逃げ出した3人は停車して作戦を立てようとするが、後部座席にいた筈のオジサンは忽然と消えていた。思わぬ大金に翻弄される3人。一方で、新米のイ刑事は捜査の中で彼らの存在に辿り着く…。

これは若さを楽しむ作品でしょうね。
監督もキャストも若い。重厚さや深さみたいなものは微塵も無いけど、キャラクターは立ってるし、彼らが直面するまさかのトラブルを見守る、それだけで充分満足できる方もいるはず。

特に日本でも人気の高いキャストの若かりし姿を拝めるというのは、20年後の今だからこそ生まれた価値。ファンの方には堪らないかも。