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恐るべき親達のmat9215のレビュー・感想・評価

恐るべき親達(1948年製作の映画)
4.0
多芸多才のコクトーはオリジナル映画を作っても上手いし、舞台劇を映画にしても上手い。舞台劇を映画にするにあたって、サッシャ・ギトリが演劇的なアプローチの中で奇抜な映画表現を繰り出すのに対し、コクトーの映画表現はあくまで正攻法だ。カットの積み重ねとかつなぎのタイミングにほれぼれする。中年女たちが下世話な物語を主導するという趣向は、アルモドバルが継承したかな。情けない美丈夫ジャン・マレーはアントニオ・バンデラスか。
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