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喜劇 女の泣きどころのchiyoのレビュー・感想・評価

喜劇 女の泣きどころ(1975年製作の映画)
3.5
2022/11/3
同じ男性に捨てられて自殺を図った、太地喜和子演じる駒太夫と中川梨絵演じるモンロー。が、1年後の二人はレズビアンコンビの売れっ子ストリッパーに。相変わらず、あっけらかんエロではあるものの、「喜劇 男の泣きどころ」ほどのコミカルさはなし。むしろ、かつての師匠を蔑ろにする弥生と取り巻きから、若者が重宝される世知辛さと栄枯盛衰を感じる。そして、今回もモンローとバルドーの名前が出てきて、セックスシンボルとしての二人の人気っぷりが分かる。また、駒太夫とモンロー、湯原昌幸演じる藤井の修羅場がなかなかの見もので、特に中川梨絵は体を張ってる感がある。なお、「浜の朝日の嘘つきどもと」で大久保佳代子演じる茉莉子先生が、何度も観て号泣していたのが本作。
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