家路の作品情報・感想・評価

『家路』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

2001年
監督/ マノエラ・デ・オリヴェイラ
出演/ ミッシェル・ピコリ(ジルベール・ヴァレンス)/ カトリーヌ・ドヌープ(マルグリット)/ ジョン・マルコヴィッチ(米国映画製作者)(孫セルジュ)…

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leyla

leylaの感想・評価

3.8

オリヴェイラ監督92歳の作品。「家路」というよりは「家に帰る」という意味のタイトルだと思う。

ベテラン俳優が事故で妻と娘夫婦を亡くし、孫と暮らすことになる。

カメラは第三者の視点として淡々と老人…

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RIO

RIOの感想・評価

4.0

ミシェル・ピコリの哀愁☆強い余韻
街の喧騒が消えショパンのワルツ「告別」が流れる
傘をさした人たちの写真の向こうに事故で失くした家族を見てる

孤独を手放さない
孤独は孤独だけが傷口を癒す

役者…

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ベテラン俳優が、ある日突然、最愛の妻と娘夫婦を事故で亡くし、残された孫と二人だけの静かな生活を送る中で、自らを見つめ直す姿を描く。

年老いた名舞台俳優ヴァランスはある日突然の事故で妻と娘と娘婿の…

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階段にある窓の温かみがありながらもラストの主人公の絶望感へと至る過程で映ってしまう。青色の魅惑には抗いながらも黄色には魅入られる。ラスト孫の視線
写るものと聴こえるものに想像を働かせることがこんなに愉しく感じることはなかなかない。
か

かの感想・評価

-
コンセプチュアル・アートとしての映画。

冒頭の舞台のシーンがすごく好き。舞台袖と舞台の空間のつながりの提示がとてもオリヴェイラらしい。時間を撮ることができる稀有な才能だと思う。

ワンカット内でピコリがカフェ入って出る、のみならず見知らぬ常連のユーモラスな席移動まで見せてくれる。靴しか映さない会話シーンも、もうオリヴェイラにしかできない芸当すぎてむしろ悲しくなるわ。端正なカッ…

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ずいぶんと変わった映画で、他の作品を見る必要がありそう、はやくみたいのに
最後のシーンでようやくわかる
王様劇,舞台袖カーテンコール,家族事故報告,画廊ガラス外無音ファンサイン,オルガン,タワー点滅,メリーゴーランド観覧車点滅,靴腕時計強盗,喫茶店お気に入り席埋まり戻り,ラジコン並走,カツラ
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