このレビューはネタバレを含みます
2001年
監督/ マノエラ・デ・オリヴェイラ
出演/ ミッシェル・ピコリ(ジルベール・ヴァレンス)/ カトリーヌ・ドヌープ(マルグリット)/ ジョン・マルコヴィッチ(米国映画製作者)(孫セルジュ)…
オリヴェイラ監督92歳の作品。「家路」というよりは「家に帰る」という意味のタイトルだと思う。
ベテラン俳優が事故で妻と娘夫婦を亡くし、孫と暮らすことになる。
カメラは第三者の視点として淡々と老人…
ミシェル・ピコリの哀愁☆強い余韻
街の喧騒が消えショパンのワルツ「告別」が流れる
傘をさした人たちの写真の向こうに事故で失くした家族を見てる
孤独を手放さない
孤独は孤独だけが傷口を癒す
役者…
ベテラン俳優が、ある日突然、最愛の妻と娘夫婦を事故で亡くし、残された孫と二人だけの静かな生活を送る中で、自らを見つめ直す姿を描く。
年老いた名舞台俳優ヴァランスはある日突然の事故で妻と娘と娘婿の…
ワンカット内でピコリがカフェ入って出る、のみならず見知らぬ常連のユーモラスな席移動まで見せてくれる。靴しか映さない会話シーンも、もうオリヴェイラにしかできない芸当すぎてむしろ悲しくなるわ。端正なカッ…
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