オリヴェイラ監督92歳の作品。「家路」というよりは「家に帰る」という意味のタイトルだと思う。
ベテラン俳優が事故で妻と娘夫婦を亡くし、孫と暮らすことになる。
カメラは第三者の視点として淡々と老人…
ミシェル・ピコリの哀愁☆強い余韻
街の喧騒が消えショパンのワルツ「告別」が流れる
傘をさした人たちの写真の向こうに事故で失くした家族を見てる
孤独を手放さない
孤独は孤独だけが傷口を癒す
役者…
最後10分くらいで見てきたものを理解できる瞬間があった。切れ味鋭いラスト。
おじいちゃんの背を見つめる孫の顔、それまで大きいこととして扱われなかった老人の妻と息子夫婦の死が暗く影を落としている。無…
本来写すべき筈の部分を画面から排除するオリヴェイラ。例えば、リハのシーンでセットにいる俳優ではなく、監督マルコヴィッチのクローズアップを映し続ける。
多くの人が目にしてるものの裏にはほつれがあるよう…
窓越しの親密さ。舞台袖のよそよそしさ。こごえているもの盗り。
孤独を抱きしめるひと。孤独をもて余すひと。孤独を憎むひと。
色とりどりのそれらが音を奏で、やがてほんものの自分自身へと帰ってゆく。なに…
テーマとストーリーは好み……のはずだったけど、とにかく退屈。起伏に乏しい、淡々と進む映画が好みな私でも、途中で飽きてしまうほどだった。特に舞台上の芝居のシーンはあんなに長くなくていいと思うけど。孫の…
>>続きを読むジャケ写から漂う良作臭。大人の男と少年という黄金の組み合わせ。このふたりのどんな生活が見れるのか楽しみでしたが…ちょっと話が違いました。
大物俳優ピコリさんが大物俳優を演じてます。舞台袖から見守る…