けんたろー

生きてこそのけんたろーのネタバレレビュー・内容・結末

生きてこそ(1993年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

アンデスの雪山に墜落した旅客機の乗客が生還するまでの72日間を描いた、事実に基づく話。

冒頭の「もし自分があそこにいたら、という話には意味がない。(実際に)その状況に置かれなければ、自分がどう行動するかなんてわからない」という言葉には、当事者にしか語れない重みがあった。

メイキング映像の中で「手紙(遺書と解釈)を書いていた人は生き残らなかった」との話があった。
偶然最近読んだ本で「人は過去に自分がした判断や行動を正当化するように動いてしまうもの」とあって妙に納得したのだけど、これも似たような話ではないかな。

かなり序盤から極限状態だったので少し長くも感じてしまったけど、とにかくどんな手を使ってでも生き抜くこと・諦めないことの大切さが伝わってきた。