ほうじ茶

生きてこそのほうじ茶のネタバレレビュー・内容・結末

生きてこそ(1993年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

不謹慎かもしれないけど、雪にタバコ刺して誕生日ケーキの代わりにするのと、蝋燭吹き消す代わりにタバコ吸う流れがオシャレというか粋で、凄く印象に残った。
あとは、事故に遭って墜落・遭難してもギターで音楽奏でてるの、陽気というか呑気というか、でも無人島にも本を持っていくと良いとかよく聞くし、正気を保つ為にもサバイバルな環境においての文化的なものは人を救うのかなと思って見ていたら、後半でそのギターが火のために焚べられていて、生き残る厳しさを感じさせられた。
プロローグと最後に生存者が「これ以上語ることはない」と言っていたのが、あの場にいてあの環境を実際に体験した者以外に、その状況や感情を表現し切ることはできないことを物語っていると感じたけど、その学びがあっただけでもこういう映画を見る意味があったのかなと思えた。
ほうじ茶

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