BS日本映画専門チャンネルにて視聴。狙いは「鈴木亮平 初主演映画」。
どういう内容だかもよく知らず、見始めてからハンセン病のストーリーだと知る。
といっても、ハンセン病で長年苦しんだのは主人公の祖父であり、その祖父との終活ロードムービー。
樹木希林さん主演の『あん』でも描かれた「らい病」への根深い差別が、どれほど患者の人生、尊厳を損壊してきたか理解できるシーンは心痛い。
ツッコミどころがとっても多くて、制作費、とっても安かっただろうな……と思いながら泣くという複雑なクライマックス……。
演奏シーンも、吹いてないようにしか見えないのだけど、吹いているのかな(少なくともリアルではない…)
どんな役にも全力すぎる鈴木亮平さん、今作ではその演技も初々しい。(ビジュアルは『メイちゃんの執事』の頃のシュッとしたイケメン枠)
ハンセン病知識への切っ掛けと、2009年の亮平さんに触れてみたい方にお薦め。