メッシ

ふたたび swing me againのメッシのレビュー・感想・評価

ふたたび swing me again(2010年製作の映画)
3.6
ハンセン病映画祭にて。
ハンセン病にかかりJazzliveを諦めた財津一郎が孫の鈴木亮平の助けを借りサプライズライブを開くロードムービー。
久々にジャパニーズトンデモムービーを観た。まず編集がかなり荒っぽくてパカパカカットを割ってしまって名だたる俳優が下手くそに見える始末。人物設定も破天荒で、陣内孝則と古手川祐子が財津一郎の息子夫婦って設定なんだけど、陣内は財津を死んだこととして存在を抹消してたし、古手川祐子はかなり煙たがっていて、それはわかるんだけど、ラスト間際、財津一郎が陣内名義で1000万残してるのを知ってからの態度の豹変ぷりが凄かった。リアリティとして描いてるのではなく、演出の狙いとして泣かせようと見せているアンバランスさが突き抜けている。鈴木亮平は友達のベンツを破壊して放置するし、てな感じのエピソードは満載。誰もが誰もネジが一本取れてるのが凄い。
一本筋の通った映画としては破綻してるんだけど、表現不能のドライブ感がヤバイ。
とはいえしっかりとハンセン病他差別に対するノー!はしっかり伝わったので映画祭的には良かった。
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