1948年製作、市川崑監督の初期の作品。
恵まれた家庭に育った眞知子(高峰秀子)は上流階級に不満を持っていた。
そこへ現れた男が二人、一人は左翼の活動家(上原謙)、もう一人は企業経営者(藤田進)だ。…
この映画タイトルは、正確には「花ひらく 眞知子より」である。
市川崑第一回監督作品、もクレジットされる。
ピアノ演奏会から帰ろうとする眞知子(高峰秀子)は、勝手に設定されたお見合いから逃げるためで…
市川崑の第一回作品。高峰秀子主演で上流階級なのに反発していく終戦後間もない頃に新しい女性像を提案するという感じでしょうか。巨匠ですのでデビュー作に結構その後のモチーフがあるというのが定番なのに、この…
>>続きを読む『花ひらく 眞知子より』(1948)初鑑賞。戦後24才、輝く高峰秀子。彼女の自宅に一時下宿してた崑ちゃんこと市川崑の初監督作に約束どおり出演。演出は未熟だがカット割などに既に特徴があって面白い。当時…
>>続きを読むこの暗さ、ジメジメ感。
市川崑って、どんなに陰鬱な話でも軽いタッチで描いてしまう手腕が魅力なのだが、これは軽くもなく重くもなく実に中途半端なのが残念。
精神病院の隣という"好立地"のアトリエは良…
久しぶりに高峰秀子を堪能しました。こういう役柄も素敵ですね。目そのものが魅惑的な生命体になっていた。自由だからこそ選択できる人生もある。逃げ出すこともできるから。そして帰ってこれるから。当時の世の女…
>>続きを読む何なのこのホラーテイスト。。アトリエとキチガイ病院と何より関さん(上原謙)ただのオバケやん。
この時代の恋愛には恋をすると、見つめてからの俯いて黙るという何ともわかりにくい愛情表現があるようで、中…