Jimmy

花ひらく 眞知子よりのJimmyのレビュー・感想・評価

花ひらく 眞知子より(1948年製作の映画)
2.5
この映画タイトルは、正確には「花ひらく 眞知子より」である。
市川崑第一回監督作品、もクレジットされる。

ピアノ演奏会から帰ろうとする眞知子(高峰秀子)は、勝手に設定されたお見合いから逃げるためであった。この時、和服姿の高峰秀子を下から上へなめるようなカメラが印象的。

眞知子の友人女性のアトリエに行くと、叫び声が聞こえるアトリエ。
眞知子「あれ、何?」→友人女性「アトリエの前がキ〇ガイ病院なの」とサラッと言うあたりは時代を感じる。
また、そのアトリエに登場する関という男(上原謙)は不気味であり、これが思想犯(アカ)であり、その女性友人も関の言いなり。

しかし、眞知子は関に惚れてしまう。一方で事業者(藤田進)とも出会う。
高峰秀子と藤田進のスキー姿は珍しい。
風吹のなかで高峰秀子は藤田進に助けられる…といった形で物語が展開していくが、観終わってスッキリする映画ではない。

高峰秀子の美しさは映えている。
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