ENDO

ジョンとメリーのENDOのレビュー・感想・評価

ジョンとメリー(1969年製作の映画)
4.2
ミステリーのような冒頭!背中合わせの二人の男女が寝息を立てている。女が先に起き上がり忍び足で乱れた手荷物を回収がてら男の部屋を歩き回る。時間の流れる方向は決まっているが“いつ”起きた出来事かは曖昧であり観ていくうちにわかるもののその短い場面の挿入が物語を撹乱させて飽きさせない!(忙しない感覚がもどかしくもある)一夜を共にした二人の主観と脳内独白が交互に入れ替わり切断されながら二日目の夜に突入して終了。比較する恋愛はツラい。経験は同時に足枷にもなりうる。ゴダールの『ウィークエンド』批評の割り込みによって始まり、趣味の音楽について蘊蓄を語り退屈させる様子は他人事のようには思えず泣けました!(主観)
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