松長もんど

ジョンとメリーの松長もんどのレビュー・感想・評価

ジョンとメリー(1969年製作の映画)
4.3
ジョンとメリー、互いを探り合いながらも徐々に惹かれあう2人を描いた作品。

物語の殆どは”2人きりの一室”で進行していくのだが、本作が魅力的なのはその見せ方にあったりする。
2人の心情はそれぞれモノローグで描かれ、時系列がバラバラになった回想シーンがインサートされるという非常に面白い構成となっているのだ。

この構成だと下手をすると小難しくなってしまいそうだが、メインの物語自体がシンプルなので寧ろ良い効果になっている。さすが職人監督ピーター・イェーツ。

奥手なジョンを演じるダスティン・ホフマンもハマり役で、ヒロインのメリーを演じるミア・ファローはとても可愛らしいし、全てが完璧な作品。

ジョンとメリー。平凡な名前というのもまた良い。