見えない恐怖の作品情報・感想・評価・動画配信

『見えない恐怖』に投稿された感想・評価

zhenli13

zhenli13の感想・評価

4.2
映画の醍醐味にあふれている。「何を撮るか」よりも「どう撮るか」だよなーとしみじみ思う。この短さといい、予算も特別な脚本も道具もない中で作り手が手腕を振るうフィルム・ノワールの見本のような、それが70年代に再現されたかのような作品。説明的な台詞をできるだけ排除して、画でみせてやろうという気概も感じる。

全盲になった女性役のミア・ファローが見えないようすを、私たち観客は見ている。地面ぎりぎりのカメラアングルにより、観客も犯人の姿が見えない。でも「志村うしろー!」のように、観客は犯人が迫っていることや背景で何かが起こっていることを見せられているので知っている。ミア・ファローは身近な人たちが殺されてそばで横たわってることも知らない。ミア・ファローだけでなく、登場する人物たちはそれぞれの場で見えることしか知らない。
「見える/見えない」こと、「知っている/知らない」ことをどう按配するかが、サスペンスの面白さなんだろう。この作品は脚本よりも、どう撮るかだけでそれらの面白さを決定づけている。さらには目の見えない人の挙動を凝視するというある意味失礼な行為を我々観客がおこなっていることも含め、映画の外側にある観客もまた「見える/見えない」「知っている/知らない」の重層構造に巻き込まれていることに気づかされる。

水の中の主観ショットなんて実は彼女には見えていない視点を配してることにも唸る。『按摩と女』のラストショットみたい。そしてミア・ファローの演技がまたすごい。
バスタブのお湯を抜いたら外の排水口から血の混じったお湯が流れるショットを入れるのもすごいなと思う。

ラスト、え!?ともう一回最初に戻ってしまった。
主人公の手と殺人魔の足の対比やロングからのクローズ、ワンショットの長さがよかった。主人公にとって足は傷を負ったり、足を掬われたりする不安の象徴なのかな
アサコ

アサコの感想・評価

3.8
全盲の女性がお世話になっている叔父一家の元へ帰ると何者かに一家全員殺されているが見えない為しばらくの間気づかない、犯人がもうすぐ戻ってくるかもしれない...というお話。
オードリー・ヘプバーンの『暗くなるまで待って』と完全に同じシチュエーションだなあと思ったけどこっちの方がドキドキハラハラしたかも。
外へと出る分どうなるか予想出来なくてめちゃめちゃ緊張した...
ミア・ファローがまさに体当たりな演技をしてて女優魂すごいなって感動した。
儚げな雰囲気だから酷い目に遭う姿めちゃ辛いけど絵になる。

最終的にはちょっと拍子抜けな感じもあったけどスリリングで楽しめた。
オープニングの感じも雰囲気あって良い。
ぽ

ぽの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ミアファーロのあの演技はローズマリーの赤ちゃんの時と似ていて大満足

盲目の主人公とあえて靴しか見せない犯人。見せない設定がオシャレすぎるー
see you tomorrow とか言っても実は見えない皮肉。

視覚障害をネタにしたサスペンス映画って多いです。『暗くなるまで待って』とか有名です。攻守逆転している『ドント・ブリーズ』も最近のヒットです。
この映画は攻守逆転していません。普通です。ただし、死体に気づかないとか、ラスト前まで犯人の顔がわからないとかの特徴はあります。

犯人の顔も名前もわかったときに「えっ、こいつ誰や ⁉」という衝撃があります。巻き戻して確認しました。
でも、なんか同じような顔して名前がわからないやつが他にもいたりして。。
特に注目させなくてもいいので、せめて普通にいつもブーツは映るようにしておいてほしかったです。(あえてそうしなかったんですよね、たぶん)

最後の方で、目が見えない人の目線で撮影してしまいましたね。迂闊だったのか、わかってて気にしなかったのか?

※ だからガラスはヤメてくださいっていつも言ってるんですが。
楽しんでやりたいように撮ったのが伝わってくる
いじめられるミアファローかわいそうでかわいい
Juliet

Julietの感想・評価

3.8
そんなに、昔の映画とは感じない

犯人の顔は、絶対に映さず見るものを不安にさせる手法

盲人の主人公のパニックを、
ハラハラしながら味わえる。

恐怖にひきつり
ミア・ファローの、泣きじゃくる顔
演技上手い

犯人のブーツや、
体の一部しか映さない
実にじれったい

スピルバーグの激突以来の
不気味

目の見えない主人公が、
家族の惨殺されて
遺体が転がってる中を
死体や犯人に
全く気づかず、歩き回る。

ここのカメラワークが秀逸
盲目の女性が一緒に住む叔父一家との生活。
しかし仕事から帰ると家には気配がなく、一家もろとも惨殺されていた。
そして家の中には不穏な人気が。

こちらはミア・ファロー主演だが、同じ題材として「暗くなるまで待って」がある。
ヘプバーン主演の作品だが、同じように盲目で暗殺犯を逆に撃退するという役柄。

どちらが良いかは好みが分かれるのだろうが、アイデアという意味では今作の方が苦しい立場になる。
逃げ待とうという部分以上に新味がほしい。

結局殺し屋も姿を現すと急にトーンダウンしてしまい、姿を見せるまでの緊張感が空しくなる出来。
灰田

灰田の感想・評価

3.2
見る、ということは、何か強い意志を持って行われること。好きな人を見る、空を見る、そして、見えないふりをする。
AiRI

AiRIの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

こんな面白いアイディアを思いつくことが大事だな....と、スティーブが良い奴で本当よかった。
>|

あなたにおすすめの記事