相次ぐ殺人事件。同様の手口で行われる犯行から捜査線上に浮かんできたのは、数年前に既に死んだとされていたソビエトの伝説のスパイ“シカシウス”だった。
真相を解明すべく、元CIAの諜報員ポール(リチャード・ギア)と熱意溢れる若きFBI捜査官ギアリー(トファー・グレイス)は捜査に乗り出すが…。
サスペンスものなので前情報はあまり入れずに鑑賞することをオススメします。
なかなかの微妙作。
リチャードギア、名前は知ってたし顔もCMで見覚えがあったんですが、実際に彼が出演してる作品を観るのは今回が初めてだったので、結構期待値高めでワクワクしながら観始めたんですが……うーん微妙。
ストーリーはありきたりながら決して悪くないと思うのですが、構成がどうにも。
後半にかけて登場人物が犯人を特定していくんですが、どうしてそれで犯人が特定できたの⁉︎と、観ている側は「?」がいっぱい。
点と点が繋がっていかないモヤモヤ感、登場人物のひらめきに全くついていけなくて、ラスト20分で謎が全て解き明かされても全然すっきりしませんでした。
もうちょっと丁寧な説明が欲しかった。
というか、死に際あっさりしすぎじゃありません⁈ (誰の死に際かは言いませんが!)
ここまで引っ張っておいて「家に帰れよ」って…,それだけ⁉︎と思わずつっこんでしまいました。
あとは、スパイ映画のはずなのにスパイ要素が0で、そこも面白みに欠けました。
情報を盗んでる描写がなくてひたすら人を殺してるだけだから、スパイじゃなくて単なる暗殺者にか見えないのですよ。
ただ、ギアリー役のトファー・グレイスはしっかりイケメンだったので満足だったりします。無鉄砲な熱血漢がハマっていた。
タンディなリチャードギアが私にはあまり刺さらなかったので、彼の存在は癒しでした(笑)