まよ

天使のくれた時間のまよのネタバレレビュー・内容・結末

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

天使がいきなり現れてわけも分からず知らん人生を歩まされる感じが森絵都さんのカラフルみたいな映画。

キャリアをとるか、愛をとるか。
都会で大成功してなんでも手に入る様な生活は絶対みんなが1度は思い描く理想。
でも郊外で質素ながらも大切な家族と共に愛に溢れるクリスマスを過ごすことだって素敵でかけがえのないもの。

違う人生に馴染んできてもまだウォール街で働き都会に引越し子供を私立に通わせることが成功と思ってる感じが人がいきなり変われるんじゃないっていうこと、
不倫をするかしないかみたいな所も田舎ならではの嫌な狭さ、でもこういう愛すらウォール街で働いてた頃は無縁だったってこと
とか小さなところにも比較が出てきてて満足感がある映画だった。


ニコラス・ケイジの歌もいきなり違う人生を歩まされる時の困惑顔も良かったし奥さん役の女優さん綺麗すぎるし、なによりも子供が可愛すぎた。
犬も弟も可愛かったし、「ホントのパパだ」って笑ってくれたアニーの顔も可愛くて幸せ家族すぎた。

人生の選択ってどっちが絶対に正解とかないし難しいけど置かれた環境で幸せを見つけることだけじゃなくて、違う選択肢をとった場合の人生に少しだけ思いを馳せて自分の人生を反省してみることも大事なんだなって気づかせてくれる映画
まよ

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