御朱印帳

天使のくれた時間の御朱印帳のレビュー・感想・評価

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
3.4
クリスマスイブということで、天使のくれた時間、原題はThe family man だから邦題の方が私的には馴染む。

ニコラスケイジ演じる主人公ジャックはニューヨークの証券会社社長、独身ながらも心は満たされ、豊かな生活を送っている。そこに昔の恋人ケイトからメッセージがある.....。

男女関係で人生の岐路を振り返り、もし別の道を選んでいたら自分と相手は今どうなっているかと想像するかも知れないが、クリスマスのリアルな夢としてジャックはいざなわれる。

特典映像でもあつたが、この映画を見る男たちは皆恋人ケイト役のティアレオーニに恋してしまいそう。主人公に絡む子役の演技も抑制的で上手。
ジャックがオムツを取り替える場面でオシッコが噴水のように出たのは演出ではなく、本当に出たというのは驚きで笑ってしまう。

冒頭の空港でのありふれた別れのシーンでのセリフが諸々の伏線となり、途中や最後にしつかりと伏線回収されていく、というのを二度見して発見。

皆が楽しいクリスマスを送る訳ではないから、こんな心温まる映画がいい。クリスマス映画は雪のある舞台に限るね。
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