主人公ジャックは恋人のケイトと空港で別れた。
13年後のある朝目が覚めると、妻はケイトで、なんと子供も二人、そう、ケイトの夫として存在していた。
パラレルワールドのように別の世界で目が覚めたのだ。
『今日は最悪な日だ』という台詞が印象深いが、13年経てば色々気持ちの整理がつきすぎて、ケイトに気持ちがなかったのだろうとも私は思った。
それに、社長という地位のあるジャックにはお金のある余裕な暮らし、大切な仕事、
それらを手放すことになるのだから、無理もない。
しかし、家族と過ごす時間が増えるごとに、ジャックはケイトに次第に尽くすようになる。
大事なラブシーンでも、最初はジャックが寝ていたが、次はケイトが身体を簡単には許さなかった。
「いつものあれ言って」とケイト、ジャックは分からなかった。
I Love Youを言えなかった。
クリスマスプレゼントは、ケイトがうきうきしながら「早くあけて!」と。
ジャックが欲しかったスーツよりかは値が下がるが、良いスーツ。
しかしジャックはプレゼントを用意していなかった。
「いつもは待ちきれずに私より先にプレゼントを渡してくるのに~」とケイト。
そこから一体どういう心境の変化があったのかは分からないが、
ケイトに貰ったスーツを着て、高級ディナーをプレゼント。
そのあとホテルに行くが、ケイトと口論になる。
ジャックは豊かな暮らしを提案するが、ケイトはそれよりも大事なものがあると、ジャックと子供がいるならどこでだって生きていきたいという強い気持ちを感じた。
それから時間が経ちジャックは、過去に戻りたくないと次第に思うようになった。
最後の夜だと分かっていたのか、子供にキスをし、寝まいと思ったがソファで力尽きた。
目が覚めると現実の世界に戻ったジャック。
転勤でパリに行くケイトを引き留めようと空港に行く。
そして今の気持ちをケイトにぶつけ見事ゴールイン。
子供たちは存在しないのかと思うと寂しくなったけど、本当の愛はここにあったのかと思うと感動した。
気付いたら涙がぽろぽろ。
冬に大切な人と観られて良かった。