コロッケそば

天使のくれた時間のコロッケそばのレビュー・感想・評価

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
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①夢にでてきた女性が起床後も頭から離れなくなる(思わず勢い余って連絡なんかしちゃってみるけど冷静になってから後悔するまでがセット)という男のあるある。
②ないものをねだるという人のサガ。

2つの感情にあてられた身勝手な男の物語。

富、名声、力を欲しいままとしたジャックだが、彼のような男でもやはり例外ではないらしい。
某海賊王も手に入れたそれらをこの世の全てと形容したフレーズに対し、真正面からアンチテーゼを唱えている。

人は慣れ、飽きる。
どんな現状だろうが、そこに一切の満足は得られぬ生き物なのかもしれない。

結局ドンチードルはナニモン?とか、アニー賢すぎじゃね?とか、色々と茶々を放りたくなるシーンはあったが、夢ってそういう細かいディテールに無頓着だし、不思議とそこに違和感覚えることってないよな。と勝手に腑に落ちた。

ティアレオーニ、美女。な一本。