やぁま

天使のくれた時間のやぁまのレビュー・感想・評価

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
4.1
こういうベタだけど深い映画大好き。めっちゃ刺さる。
自分にとって何が一番大切とか、愛とは何かとか、普通に生きてたらあまり意識しないし、何か大きなきっかけでも無いと真剣には考えないものよね。
思い返してみると、自分もこれまでに酷く後悔したり、深く心が傷ついた時、愛する人を失ってしまった時、振り返ってみて、やっと気づけることが多かったような気がする。

観ながら何度も思ったけど、やっぱり豪華なホテルやピカピカの外車、一流イタリアンのフルコースや高級スーツよりも、大好きな人と部屋着姿で手繋ぎながら歩くコンビニ帰りの夜道とか、リビングで手料理食べながら映画観る時間とか、中々眠れない夜にお互い気の済むまでベットの中で寄り添いながらお喋りする時間とか、そういう瞬間がなんだかんだ一番尊いなぁって思う。
どこに行くかじゃなく、誰と行くか。
何をするかじゃなく、誰とするか。
どんなに素晴らしい瞬間も、大切な人と共有することが絶対条件で、一人きりだとどこかで頭打ちが来てしまうなって。
特に若いうちはそれでも良いと思ったりするんだけどね。
自分にとっての大事な人をきちんと大切にしていきたいと改めて感じさせられる映画でした。
やぁま

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