えそじま

北の橋のえそじまのレビュー・感想・評価

北の橋(1981年製作の映画)
4.2
拡張現実の街中ダンジョン&ノワールという少年心くすぐるプロットの陰謀論映画だった。ヌーヴェルヴァーグの犯罪ドラマっぽく殺伐と締めてきたなと思いきやカンフーの特訓に突入する騙し討ちオモロすぎる。リヴェットのイデオロギー含む即興的逸脱と逆張りには嫌味ったらしさをまったく感じない。『第三世代』の続編であり、現代のドン・キホーテと聞いてなんとなく納得した。

ロメールの『満月の夜』とは一転したパスカル・オジェの魅力が炸裂している。
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