Uえい

北の橋のUえいのレビュー・感想・評価

北の橋(1981年製作の映画)
4.0
パリの街を舞台に、リアル脱出ゲームの様な壮大な謎解きアトラクションをプレイしている感覚になる。大好きなジャンルの映画だった。

マリーは強盗による懲役を明けて、恋人に会いにパリにやってきた。そしてバチストというバイク乗りの少女に出会い、偶然が重なった結果ついてくる様になった。

恋人ジュリアンは会ってくれるがそれ以上は待って欲しいと頑なだった。バチストの企みでジュリアンの鞄をすり替えて中身を見るとパリの地図が入っていた。印のあった場所に行くとある男が殺されていて、組織の陰謀に巻き込まれていく。

前半はマリーとバチストがパリの街を野宿しながら彷徨う姿が描かれている。当時のパリの街並みが、少しスラム的な汚い部分も映されていて新鮮だった。主演の二人は実の親子らしい。娘のパスカル・オジェは25歳で亡くなってしまったとの事。不思議な少女の役がハマりすぎていて気になったので、他の出演作品も見てみたい。

後半は、陰謀に巻き込まれ、双六に見立てたパリの地図をガイドに、いろんな場所を転々とする。デュエルをみた時にも感じだが、RPGゲームの様で見ていて楽しかった。
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