「Tales of Manhattan」という原題どおり、一着の夜会服が生み出す6つの悲喜劇を綴ったオムニバス映画。
どれもオシャレな話ばかりで、特にチャールズ・ロートンとエルザ・ランチェスターのコンビによる音楽家の心温まる話や、ギャング役のイメージが強いエドワード・G・ロビンソンによるオー・ヘンリ的な友情物語などが大好きだった。
他にもシャルル・ボワイエ、ヘンリー・フォンダ、リタ・ヘイワース、トーマス・ミッチェルと主役級の役者が名を連ねてるし、踊らないジンジャー・ロジャースも良かった!
ただ、ラストは宗教的というか、良心の押し付けのように感じたし、ルーク役ポール・ロブスンの思想が何か関係しているのかと勘ぐってしまった。