浅野公喜

運命の饗宴の浅野公喜のレビュー・感想・評価

運命の饗宴(1942年製作の映画)
3.7
ある夜会服をめぐるジュリアン・デュヴィヴィエ(言いにくい)監督によるオムニバス作品。

最初の2話(と一部後半の話)はリタ・ヘイワースやヘンリー・フォンダ等キャストは豪華なものの割と短め&印象薄めなんですが、指揮者に抜擢された作曲家がコンサート最中に服が破れ、観客に嘲笑されるもののある人物の行動がその状況を変える3話、落ちぶれた男が同窓会に参加、成功者ばかりの同級生の中で恥を承知で現状を告白しそのまま落ち込んで帰ると・・な4話、そして空から降ってきた夜会服の中に入ってた大金によってある多くの人達が救われ清々しく締める最終話が秀逸でした。

最終話で最初に大金を見つける夫婦を演じたポール・ロブスンとエセル・ウォーターズは両者とも歌手でもあります。
浅野公喜

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