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灰とダイヤモンドのa11m52のネタバレレビュー・内容・結末

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

戦後ポーランドの内部抗争を描く、「抵抗3部作」の3作目。

世界の戦争が終わっても、彼等の戦いは終わらない。
かつて守るべき存在だった者達からは疎まれ、自国のために戦った同志達とは敵対しなければならない。
終わりの見えない戦い。こんな争いがいつまで続くのだろう…

使命と自由、そして愛の間で揺れる葛藤。
使命を選び、ゴミ山の上で1人果てた主人公は、きっと、彼女の、そしてこの国の灰となり散っていったに違いない。

「松明のごとくわれの身より火花の散るとき われ知らずや、わが身を焦がしつつ自由の身となれるを もてるものは失われるべきさだめにあるを 残るはただ灰と、嵐のごとく深淵におちゆく混迷のみなるを 永遠の勝利の暁に、灰の底深く 燦然たるダイヤモンドの残らんことを」

視聴回数:2
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