工藤蘭丸

灰とダイヤモンドの工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)
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アンジェイ・ワイダ監督1957年の作品。これを初めて観たのは20代の時だったかな。たしかキネ旬のオールタイムベストテンで上位にランクされていて、それで興味を持って見に行って来たような気がしますね。その後、30代の時にテレビでも観ているし、2018年の午前十時の映画祭でも観ています。

でも、若い頃に観た時は、あまり時代背景なども分かってなくて、政治的な事よりもラブストーリーにばかり気を取られていたものだったかな。バーでナンパするシーンなどは、私もいつか真似してみようかとも思ったものでしたね。😅

その後『地下水道』や『カティンの森』なども観て、ある程度ポーランドの歴史も分かってきたので、最近観た時はまた見えるものが違ってきたような覚えがありますね。

いずれにしても、頑張って名前を覚えたズビグニエフ・チブルスキーは、ジェームズ・ディーンのような雰囲気もあって好きだったし、ラストシーンの切なさは忘れられません。