Tai

灰とダイヤモンドのTaiのレビュー・感想・評価

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)
4.0
観てから経っちゃったけど午前十時の映画祭にて。

第二次世界大戦のポーランド史については完全に無知なので調べたくなる作品でした。

当時の不安や、その中でも抱かれる未来への希望や葛藤が印象的なカットで表現されてます。
今は亡き同志を思い出させるのに高濃度酒を注いだショットグラス達に火をつけるとか格好良すぎ‼︎
ラストの干してある沢山の白いシーツのシーンも美しい‼︎
台詞も詩的で印象深かったです。

色々と調べて背景を知ると名作として残る理由がよく分かります◎
そしてあの世界大戦がどれだけ多くの人の人生を変えてしまったのかと思うと、やりきれなくなりますね。
平和の価値と人の愚かさを考えさせられる作品でした。

この上映会も来年度の「午前十時の映画祭10」でファイナルとなると発表され、残念でなりません。
レンタル店にも並んでない古い名作を知る良い機会でもあったのですが…
その反面、ラストの1年を飾る作品はきっと更に厳選されたラインナップになるだろうと今から非常に楽しみにしています‼︎
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